たなかともさん

1期生/とっこ

わたしが、2013年に1作目『99歳ちりつもばあちゃんの幸せになるふりかけ』、
翌年に2作目『99歳ちりつもばあちゃんの幸せの道しるべ』を
出版することができたのは、ジャイアン出版塾で学んだからです。

ジャイアンさんのご著書『本を出したい人の教科書』で紹介いただいたように、
わたしは本当に理解が遅く、習熟度が低い塾生でした。

自分でも、「よくわかっていないこと」をよくわかっていました。
だからこそ、宿題だけはきちんと出そうと、当時、寝たきりの祖母を看ながら、
仕事も続けながら、宿題に取り組みました。

暮らしを変えるには、出版だけが望みでした。

ジャイアンさん、スタッフの方々、そして、同期の塾生の皆さんから、
セミナー中だけでなく、懇親会でも塾が終わってからも、
たくさんのフィードバックをいただいたおかげで、
徐々に、徐々に自分の強みを見つけることができました。

今では、砂漠で井戸を掘りあてたかのように、書きたいことが次から次へと湧いてきます。

でも。
教科書だけでは、絶対的に足りないものがあります。
それは、仲間です。

出版塾が終わってからも、互いに本を書い、
その本を必要とする誰かにまた紹介することで応援しあっています。

利害関係のない、純粋に出版を応援しあえる仲間を、
わたしはこの出版塾で得られました。

洗いざらい自分のことを出しても、外に漏れない環境。
時には厳しい意見を言い合える切磋琢磨しあえる環境。
いつでも原点に戻れる環境。

ジャイアン出版塾は、わたしにとって何よりの宝物です。

それでも、わたしの強みを知ったことと、強みだけでなく、
あたりまえのように自分にそなわっていたたくさんの『なかなか』を、
強みにかえようと、心持ちががらりと変わりました。

最後に。
わたしは、宿題を今でも続けています。
宿題を続けたその先に出版があることを、知ったからです。

99歳 ちりつも ばあちゃんの幸せになる ふりかけ